1学期の講義内容について【はしびと式ヘアデザインスクール】

今晩は!

はしびと式ヘアデザインスクール講師のDr.Shirouと申します。

今日はヘアデザインスクールの講義内容について書いていきます。

まずは1学期の内容ですが7項目に分けて講義していく予定となっております。


1.ヒアリングについて

聞く技術という内容です。

人にはどうして耳が2つあるのか知っていますか?

口は1つに対して耳がつということは?

そうです!話すことの2倍は聞きなさいという意味なんですね。

ということで、まずは良く聞くことが大事です。

聞き方にも初級〜上級まであります。

聞いているということは空気の振動が鼓膜に伝わって音として聞いているのですが、発信している側にはその奥にイメージや思いという心があるのでそこまで想像できるか?聞いているか?が問われて行きます。

次の章で詳しく話しますが、相手側から言いたいことと自分が聞いて解釈したこととは違っている場合が多々あります。

心が見えないように相手が感じていることや、普段から気にしていることを全て自分の理解度で把握しているというのは傲慢です。

気持ちというものは目に見えないだけに、ある程度時間をかけたり、具体的なイメージ画像などを使って打ち合わせしない限り、本当の意味で「聞いている」ことになりません。

つまりお客様にとっては美容師に「言ったつもり」で、美容師側は「聞いているつもり」であるということになります。

仮に今回は的を得た「聞き方」が出来たとしても、次回の来店、そのまた次の来店の時に、季節も違えば、その方の心境も変化しているかも知れないので、前回と同じヘアスタイルが気に入る保証がないと考えるべきです。

自分自身に当てはめるとわかりますが、黙って座ればいつも同じ髪型になることがどれほどの期間満足できるか?

どこかでか変化を求めていても、座ると黙って同じ髪型になることにどれだけの価値があるでしょうか?

もちろん変化を好まない方もいますので一概には言えませんが、女性の場合は時にして変化を求めることがあるという事例です。

例えば1年は良いとしても10年ならどうでしょうか?

この人はこの髪型と決めるのは美容師ではなく、お客様自身がそう思っている場合は、座れば黙って同じ髪型、その対応で良いかも知れませんが、実は変えてみたいと思うタイミングを聞きそびれて失客している可能性もあります。

現に当店では、他店に20年通っていたが黙って座ればいつも同じ髪型で代わり映えしなくて新規で来店しているお客様が多いからです。

常に新規客と接するように、常連さんと接して、心境の変化に敏感になることが大事です。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


2.ヘアデザインのアドバイスについて

相手の言葉を注意深く聞き、傾聴したら次は美容師が話す順番です。

聞いた後には、自分が聞いたことと、相手が話していることには多かれ少なかれ必ずギャップというものが存在します。

ギャップがあるんだと受け入れて注意深くなる人と、自分は相手のことを100%理解していると勘違いしている人に大きく分かれます。

実際は人の理解力は完全ではないので、何%くらい相手の言っていることを自分が理解しているかどうかをすり合わせる時間が大事になります。

例えばお客様が「2センチカットしてください。」と言ったとします。

どこをどういう理由で切りたいのか?

2センチとは毛先の傷みを取りたいと言う意味で言っているのか?

毛量を減らしたくて言っているのか?

2センチと言った言葉の裏側にあるお客様の心を紐解いていくことが大事です。

見えない気持ちの部分を感じ取ることが必要となります。

私が育ててきたベテランのスタッフでも苦情の中に「話を聞いていない」ということが多々ありました。

本人に聞くと「ちゃんと聞いている」と言います。

そこで、「聞いていること」と「理解していること」にギャップがあることに気がつきました。

そのギャップが小さい場合は問題にならないことも多いのですが、ギャップが大きい場合は相手にとって「聞いていない」となりますので、アドバイスの段階で、自分が相手の話を受け取って感じたことや、イメージしたことを画像や言葉を使い擦り合わせる作業が必要だと思いました。

他にもアドバイスの中には造形心理学も含まれて来ます。

造形心理学とは、相手の今の心境を読み取ることや、普段気にしている肉体的なコンプレックスなども似合わせの基準となります。

形がお客様の気持ちを

似合わせの対象は形状の奥にあるお客様の心であると考えています。

例えば最近太ってしまい、顔を小さく見せたい方にショートレイヤーやショートボブは逆効果です。

ミディアムやロングヘア、もしくはショートならパーマをかけるなど髪型を大きめのフォルムにすることで小顔効果が狙えるとアドバイスします。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


3.ヘアデザインの意思決定について

よく聞いて、慎重にアドバイスしながら相手の今日の価値観やコンプレックスとヘアデザインを擦り合わせながら話を進めて行き、例えばロングへを思いっきり切りたいのか、ミディアムまで切りたいのか変化を求めているのか?

コンサバティブにあまり変化を求めていないのか?

常連さんならいつものヘアスタイルで本当に良いのか?

どこか改善したい箇所などあるのではないか?

髪型に関していつも気になっている箇所は無いか?

例え常連のお客様であっても気になっていることなど小さなことを大きく捉えて感じ取る訓練が必要となります。

最終的には画像や、手振りなど使って、髪を実際に切った時のイメージをより具体的に表現することが大事です。

相手の目を見て、本当に自分が感じているイメージ、これから切っていく仕上がりのイメージが合っているのか最後まで自分の認識を疑いながら最終的なヘアデザインの意思決定をして行きます。

このヘアデザインの意思決定の瞬間こそ最も重要なプロセスですから、自分が何を思い、何を基準に意思決定しているのか?

その心が必ず相手に伝わることを前提に考えたことをまとめてヘアデザインの決定をしなければなりません。

具体的に言うと、例えば売上を伸ばしたいと考えており、月末で締日が近いので、客単価を上げようと思ってパーマやカラーを薦めたとします。

あなたがお客様ならどう感じますか?

美容師のその心がお客様に伝わっているとしたら?

以心伝心、強く念じていることはいつか相手に伝わり本心を見抜かれることがあります。

ヘアデザインを決定するときの動機が最も重要な原因行為となり、次の結果に繋がります。

本当にお客様を愛していて、より良くなって頂きたいと考えての言葉なのか?行為であるのか?意思決定であるのか?

そこを自問自答しながら仕事を進めて行きましょう。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


4.ヘアデザインを構成する髪について

ここでは主に毛髪理論を学んでいきます。

髪はタンパク質で出来ております、表面のキューティクルは1000分の5mmほどの魚の鱗のような素材で出来ています。

通常は1箇所に4枚〜8枚のキューティクルが重なり合っています。

水分を吸った髪表面のキューティクルは膨潤して柔らかくなっています。

シャンプー後にタオルでゴシゴシと摩擦を起こすだけでもキューティクルは破損し、剥がれ落ちて行きます。

摩擦を起こさないように押したり、髪を包んで叩いたりして、キューティクル同士が摩擦で破損しないようにしなければなりません。

特にカラーリングを習慣にする中高年例の髪は、残留アルカリ剤とオキシドールで髪内部の単角質が流出し、髪表面のキューティクルが開き過ぎています。

1本々の髪はキューティクルが破損することで乾燥質な髪質に変化し、特に切り口である毛先は乾燥してフライヘアーというパサパサとまとまりの無い髪質に変化します。

トリートメントという概念は、髪をケアする意味合いで使われますが、シリコンやジメチコンやポリビニール系の化合物など擬似キューティクルと称される化学物質はキューティクルに張り付き手触りをツルツルにしますが、シャンプー時に簡単に剥離されます。

その際にジメチコンやシリコンと同時にキューティクルも一緒に剥離されやすくなり、キューティクルの破損が拡大します。

ダメージが拡大した乾燥質の髪にジメチコンをつけて、手触りだけはツルツルですが、キューティクルの破損により内部のタンパク質が流出し毛先がフライヘアになり束感が出ないためワックスなどを付けるという循環になります。

ダメージのない髪には本来トリートメントやスタイリング剤は必要ありません。

ヘアデザインの素材となる髪質のコンディションが良ければヘアスタイルの持ちも良くなります。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


5.カット・パーマが造形デザイン

デザインとは形のことなので、形をコントロールするカットやパーマがデザインするということになります。

なのでカラーをデザインとは言いません。

カットでフォルムを作りパーマでは、カットのデザインコンセプトをデフォルメするために使用する技術となります。

つまりカットこそが最もデザインをコントロールするものであるという考え方を展開して行きます。

ということはパーマは全体パーマよりも、部分的に立体をデフォルメするためのツールであると考えています。

例えば、後頭部のボリュームが出なくて、それを気にしているお客様に対して、後頭部に髪の厚みを出すようなカットを施し、それでもボリュームが足りないので後頭部の必要な箇所だけ5本パーマをかけたとします。

その場合、5本だから安いパーマ料金になるのか?というと答えなNOです。

あくまでもパーマデザインなので例えば10,000万円で全頭パーマをしている料金設定だとしたら、1本でも10,000円になるという考えです。

じゃあ少ない方が儲かるという考えはダメです。

必要な箇所に必要なだけパーマをかけて、パーマデザインとしての平均的な単価を統一すると考えています。

当店ではほとんどの場合、ハーフパーマや部分パーマが多いのですが、単価は一律となっております。

そこはお店々で考え方はそれぞれですが、1本いくらがパーマの世界ではなく、ワンデザインとして考えることでシンプルで時間効率も上がり、時間あたりの単価も上がります。

但し特殊なカーリーヘアやドレッドスタイルなど、施術時間が長くなりすぎる場合は、時間に比例して単価を上げるべきだと考えています。

例えば2時間以内のパーマであれば10,000円ですが、3時間以内であれば20,000円などと言う時間と比例した料金設定は正当だと思います。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


6.カラーリングは形を彩る装飾部門

デザインが終わったら、彩の段階となります。

つまりカット→パーマ→カラー→仕上げのプロセスを基本とします。

あるいはカット→カラー→仕上げを基本とします。

常連さんの場合、カットを前回自分がしているのでデザインの状態が良いから先にパーマをかけて、アフターカットする場合もたまにあります。

同じ考えで、前回私がカットしたリピーターで1ヶ月程度しか時間が経過していないので、先にカラーをしてドライしてカットする場合もあります。

しかし、初回来店の場合は100%カットが先です。

なぜならデザインありきだからです。

髪という素材でデザインを作って色をつけると言う順番です。

色には差別化の意味合いもあります。

形が同じでもカラーバリエーションで違いが生まれてきます。

車でも同じデザインの型でも色が違えば差別化できますよね?

全く同じ形で全く同じ色だとどうでしょう?

個性化が進まなくて、見分けがつきませんね?

カットのデザインコンセプトをテクニカルトークして、カットが8割程度終わってから、パーマやカラーの施術を行います。

テクニカルトークとは、なぜこの長さで切るのか?

なぜここでこういう削ぎを入れるのか?

なぜこう言うヘアスタイルにしているのか?

そうしたカットデザインの説明が必要であると言うことです。

全ての物事は部分と全体でできており、ヘアスタイルが全体であるとすれば、前髪、トップ、サイド、ネープ、バックサイドなどそれぞれのセクションは部分であると言えます。

バングとトップの関係や、なぜサイドをこの長さにして、この程度のレイヤーを入れたのか?

説明できるでしょうか?

そのカットの動機すべてがお客様のより良く見せるためのものと関係性があれば良いのですが、こう習ったからとか、いつもここはこう切っているからとか、このスタイルはこう言う切り方ですとかお客様と関係のない動機でハサミを入れることは意味を成しません。

例えば、お客様は顎を細く見せたいと考えておられるので、前下がりの顎ラインで顔が細くなるようにサイドの厚みを残してカットします。

そういう言い方をする美容師がいたらどうでしょう?

カットが先である理由は他にもあります。

もう一つの理由は、これからロングヘアをバッサリとショートにイメージチェンジするのに、カラーを先やりますか?ということです、薬剤効率や時間効率など無駄なカラー剤を節約するためにも先にカットを先に8割完成させてから、カラーリングに入る方が効率的です。

時間に追われていても最低限5割くらいはカットしておくことでカラー剤の節約や、塗布する作業効率を高めることに繋がります。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


7.スタイリングについて

最後に仕上げについての講義です。

髪はシャンプー後に内部のタンパク質をつなぐ鎖状の結合である水素結合が切断されています。

ドライヤーで髪を乾かすことで水素結合は再結合し強度を増します。

濡らした髪は柔らかいですよね?

爪と同じ成分であるケラチンタンパク質は水分で内部の結合が切れていますので、ドライイングという作業は最も重要な仕上げのプロセスとなります。

毛流をよく観察しながら髪を乾燥させて行きます。

髪を乾燥させるタイミングに次々と切断されていた水素結合が再結合する中で形状がコントロールされて行きます。

ヘアスタイルが仕上がっていくわけですが、地球には引力や重力があるので、頭頂部の髪は根元が折れてしまい、フォルムが出なくなります。

ヘアスタイルのフォルムは骨格の補正や、デザインシルエットと関係していますので、特に頭頂部の乾かし方が重要となります。

パリの美容室ではフランス人が猫っけでペタッと骨格に張り付くような髪質であることから、お客様が頭を下に向けて大きく逆さまで乾かすことが普通でした。

ファッションモデルをスタイリングするときもアメリカンやフレンチの場合は猫っけなので立体的なフォルムの形成に逆さドライが普通でした。

デザインにもよりますが、特に今回開校するスクールのターゲットは中高年なので特に頭頂部のボリュームは大事なります。

引力に逆らうようにお客様の頭だけ逆さまになってもらいながら、手ぐしで頭頂部を立ち上げて乾かすか、逆さまになって頂く代わりに、美容師が根本を放射状に立ち上がるように乾かすことが必要になります。

例えば、お客様がお風呂上がりに髪を乾かすことを後回しにして化粧水や美容液で肌のお手入れを先にしていたとします。

皮膚は体温があり、髪の根元が自然に乾きますので、水素結合が再結合されて、肌のお手入れが終わってから髪の根本を立ち上げようとしても再結合された髪の根本は立ち上がらなくなります。

なのでドライの重要性を美容師も理解し、スタイリングにとって一番重要なのが根本の立ち上がりなのだとしっかりとお客様にお伝えすることが大事です。

その後毛先の形状をコントロールするブローやアイロン作業となります。


ざっくりとですが、このような内容が最初に学んでいただく1学期の学習内容となっております。

理論はパスワードでログインしたページでの記事と並行した動画コンテンツで学習して頂きます。

これらはあくまでも基本的な講義内容なので、応用となるとやはり受講生のヘアデザインを見ることでさらなる学びとなります。

私のカウンセリングプロセスやカットプロセスなどを動画コンテンツで見て、受講生のカットのプロセスや仕上がりを見ることでさらに技術の向上につながります。

そうすることで初めて双方向の会話が可能となりますので、こちらの双方向による実技が2学期の予定となっております。

そして3学期ですが、美容師からは少し離れて、マーケティングやWEB制作または地域密着のチラシ戦略などについて講義します。

このブログ内のグラフィックデザインも全て私が自分制作したものです。

ロゴマークやデザインも自分で制作したものとなります。

興味がある方は3学期で美容室の開業やマーケティングや広告について情報の共有ができればと考えています。

SNSなどについても独自の持論を持っているので受講生と共有したいと思います。

全てをこれからスケジューリングして、動画を収録して編集をするので順番にしか出来ませんので、受講料も1年間だけ半額にしたいと思っています。

通常価格が毎月9,900円で設定しますが、その半額ということで月々のサブスク契約で4,400円で来年の5月までは受講者を割引価格で募集します。

1学期を自分で判断して卒業しサブスクを解約し、2学期の講義を聞くための新たにサブスクを契約するも良し、重複して1学期分と2学期分と合わせて8,800円支払って頂いても良いかと思います。

来年の2023年5月までコンテンツの数が少ない分1〜3学期の受講料は毎月半額ということになります。

毎月10本の動画をアップした場合に、月々4,400円であれば1本あたり440円の動画コンテンツとなります。

大凡ですがその位のペースで動画収録とアップロードをしていく計画です。

以上のようなことを踏まえながらより詳しく実例を交えて動画コンテンツとして共有して参ります。


内容は、有料コンテンツのページだけパスワードをかけますので、サブスク契約を更新されている方だけパスワードを配布します。

動画はYouTubeで限定公開動画としてアップロードしますので、URLを知っている方だけしか閲覧できないようにセキュリティをかけますが、誰かにURLを教えたりすれば誰でも観れてしまうので、そこは受講者のモラル次第となりますのでご協力ください。

では今日はここまでです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

Dr.Shirou


講師:Dr.Shirouの自己紹介【その1】

講師:Dr.Shirouの自己紹介【その2】

講師:Dr.Shirouの自己紹介【その3】


一学期の講義内容についてはこちら

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP